シルバー精工が民事再生法を適用

帝国データバンクは９月２９日、プリンターやミシンなどを製造するシルバー精工が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。帝国データによると、負債総額は１２億７２２６万円です。ミシン需要の低迷やプリンター機器の販売競争の激化などから業績が低迷していました。

　シルバー精工は１９５２年設立されました。ミシンなどの編み物・織物を手がけてきましたが、ミシン需要の低迷を受けてカラープリンターなどの情報機器や掃除機などの家庭用機器の製造に注力しました。９１年３月期には売上高１４０億円を計上していたのです。しかし、９４年ごろから業績が悪化、２０１０年３月期には連結売上高は３４億円まで減少、１９億円の最終赤字を計上していました。

シルバー精工は８４年には東証１部に上場していたものの、今年１月、上場廃止となっていました。

シルバー精工は、名門だったんですけれどね。

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