イチロー選手 来季の保証なし

今季で契約最終年となるイチロー選手は、マリナーズとの契約延長を「放棄」したことで、来季以降への保証も完全になくなりました。

今回のヤンキースの補強は残り３カ月間です。イチロー選手は、プレーオフまでの「レンタル選手」としての意味合いが強いのです。ヤンキースからの交換要員はマイナーの２投手（ミッチェル、ファークワー）で、将来性が高く評価されているわけでもありません。

また、イチローに対するヤンキースの年俸負担額も約２２５万ドル（約１億７８００万円）とされていて、極めて安い補強であることをうかがわせる。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンＧＭは費用対効果を重視します。０９年のワールドシリーズＭＶＰの松井（現レイズ）ですら引き留めませんでした。

ある大リーグスカウトは、再契約には「打率も３割を大きく超えないといけない」と高いハードルを設定した上で「払ったとしても来季年俸は５００万ドル（約３億９５００万円）前後」と、再契約するにしても今季年俸の３分の１以下でのオファーになると予想します。

８番・右翼からスタートした新天地で、イチロー選手は自らの力で居場所を確保していくしかないのです。

イチロー選手、がんばれ！

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